今回はYouTubeのペナルティの種類と内容についてお話しします。
YouTubeのペナルティ
YouTubeのペナルティは主に4つあります。
- 収益化無効
- 動画削除
- YouTubeアカウント停止
- アドセンスアカウント削除
違反の種類
YouTubeのコミュニティ・ガイドラインを違反してしまうとペナルティを受けてしまいます。
著作権侵害もコミュニティ・ガイドラインに含まれますが、今回はコミュニティ・ガイドライン違反と著作権侵害の2つを分けて解説していこうと思います。
理由は、チャンネルのステータスでも分かれているからです。
また、コミュニティ・ガイドライン違反と著作権侵害では、ペナルティの詳細が若干、異なる部分がある為、それぞれ説明していきます。今回は、著作権侵害についてです。
著作権侵害(Content ID)
YouTubeの著作権侵害で知っておきたいのが「Content ID(コンテンツID)」というシステムです。
コンテンツIDとは、著作物を判定するためのYouTubeのシステムで、著作者は自分の著作物を事前にコンテンツIDに登録しておきます。そうすることで、不正アップロードした動画がコンテンツIDで検知されます。
そして、コンテンツIDに引っかかってしまった動画は、何かしらの対策が施されます。
コンテンツIDに引っかかってしまうことをコンテンツIDブロックといい、全部で3つのブロックがあります。
- 第三者のコンテンツと一致
- 一部の国でブロック
- 全ての国でブロック
それぞれ簡単に説明します。
Content IDブロック
まず、第三者のコンテンツと一致です。これは、コンテンツIDブロックの中でも一番軽い対策で、収益化が出来ないだけでペナルティではありません。
続いて、一部の国でブロック。こちらは、音楽(BGM)で引っかかることが多いです。尚、ここからペナルティ扱いになり、違反を重ねるとYouTubeアカウントが停止されます。
全ての国でブロックは、コンテンツIDブロックの中で一番重いものです。これは、テレビの転載やアーティストの音源など、明らかに著作権を侵害している悪質な動画に課せられます。
全ての国でブロックに関しても、違反を重ねてしまった場合はYouTubeアカウントが停止されます。
また、動画がコンテンツIDで検知された場合、著作者に通知がいくので、著作者の依頼で動画が削除されてしまうこともあります。
著作権者による削除依頼
著作権者によって動画の削除依頼がYouTubeに寄せらると、動画が削除されます。
そして、著作権侵害によって動画が削除された場合、YouTubeから警告を受けます。
警告の有効期限は3ヶ月で、期間内に累計3回警告を受けてしまうと、YouTubeアカウントが停止されてしまいます。
著作権侵害によるアカウント停止の具体的な内容は、全動画削除、関連チャンネル停止、新規チャンネル作成の禁止など、かなり重いペナルティです。
ただし、警告を受けてから3ヶ月何もなければ、警告は解除されます。正確には、コピーライトスクールの受講が完了してから90日後に解除されるといった流れです。
最後に
コンテンツIDのシステムは完璧ではなく、ご検知されることもあります。これは、YouTubeも認めていることです。
もし、動画がご検知されてしまった時は、異議申し立てを行うことが出来ます。
ですが、動画に何かしらの問題があってコンテンツIDブロックを受けることが多いと思うので、事前にYouTubeのコミュニティガイドラインをしっかりと確認しておきましょう。
YouTubeのコミュニティガイドライン
YouTubeでの著作権
YouTubeの著作権と著作権管理(YouTubeヘルプ)
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