今回はWebライティングについてです。
Webライティングの前提
Webライティングは「読まれない」ことを前提として行う必要があります。
雑誌や新聞などの紙媒体の場合は自由度が低い(他に移動し難い)ので、読み進めてもらいやすいのですが、Web媒体は自由度が高く、すぐに他のサイトや記事に移動することが可能ですので、読まれないことが前提というわけです。
更にWeb媒体には、ネットサーフィンなどで「たまたま」訪れる方が多いため、読まれる前提では興味を惹けず先を読み進めてもらうことができません。
ですので、Web媒体では興味を惹くことが重要で、そのためにはコピーライティングが必要になってきます。
Web上の読みやすい文章
今回はWeb上での読みやすい文章のポイントを4つご紹介します。
- 簡潔であること
- 語尾に気を配る
- ひらがなを使う
- ブラウザチェック
かなり基本的でライティング全般に精通している内容も多くありますが、どれも重要ですのでそれぞれの詳細についてお話ししていきます。
簡潔であること
長々と綴られた文章は読みにくいばかりか、読む気が失せてしまいます。
記事を見ようとしたけど読みにくそうだから読むのを止めた。あなたもそんな経験が1度や2度はあるかと思います。
例えばこんな文章。
「今回はコピーライティングについてですが、そもそもコピーライティングとは何なのかということから説明すると~」
この文章は短めなので読めないということはないかと思いますが、このような構成が続くような文章はものすごく読みにくいはずです。
読みやすくするためには、一文を1~3行で区切ります。
さきほどの例文を簡潔にすると・・・
「今回はコピーライティングについてです。
そもそもコピーライティングとは何なのか?
コピーライティングとは~」
こちらの方が読みやすくて内容も頭に入りやすいはずです。
また、区切りと合わせて改行を適度に入れることで、より読みやすい文章になります。
内容を理解してもらうには理解してもらえる文章を書く必要がありますので、簡潔であることはとても重要というわけです。
語尾に気を配る
読みやすい文章にするためには語尾にも気を配ります。
ちなみに印象が良いのは『ですます調』です。
「~だろう」「~だ」という言い切りは上から目線で嫌う人が多いので、特に目的がなければ『ですます調』で書くことをおすすめします。
そして、同じ語尾を続けないというのも読みやすい文章にするためのポイントです。
例えば、
今回はコピーライティングについてです。
コピーライティングはとても重要です。
オンラインビジネスで必須スキルです。
このように、同じ語尾が続いてしまうと文章が単調になってしまい、リズミカルに読み進めてもらうことが出来ません。
「です」「ます」「でした」「でしょう」などを使うことで文章にメリハリが出て違和感のない文章になります。
ですので、文章を書いていてあまり同じ語尾が続くようでしたら、意識的に変えてみるといいです。
ひらがなを使う
漢字が多い文章はよみづらくて理解し難いです。
例えばこの一文。
「文章に平仮名を使う事で読み易くなります」
漢字にできるところは全て漢字になっています。
短文ですが、おそらく読みにくいと感じるはずです。
ですので、あえて「ひらがな」を使います。
例「文章に平仮名を使う事で読み易くなります」
ひらがなを使う⇒「文章にひらがなを使うことで読みやすくなります」
適度にひらがなを使った方が明らかに読みやすいはずです。
ひらがなの効果は読みやすくなるだけではありません。
ひらがなの字体には曲線が多く、やわらかい印象を与えます。
ですので、ひらがなを使うことで親しみやすい文章になるという効果もあります。
そして、これは言葉に関することなのですが、たまに難しい言葉を頻繁に使っている方を見かけます。
読み手に知的だと思ってもらいたいという理由で、あえて使っている場合がありますが、少なくともオンラインビジネスでは自分の知識(難しい言葉)をひけらかすために文章を書くわけではありません。
オンラインビジネスで文章を書くのは何かを伝えることが目的なので、ストレス無く読み進めることのできる文章が絶対条件です。
ですので、難しい言葉を無駄に使わないということです。
ブラウザチェック
Web上にある記事はパソコンで読まれるだけではなく、スマートフォンやタブレットなど、様々な端末で閲覧されます。
そして端末によって記事(文章)の見え方が違うので、主要端末やブラウザで自分の記事がどう見えるのかを確認する必要があります。
確認することは以下の3つです。
- 改行・・・読みやすい改行がされているか
- 文字化け・・・端末によって文字化けしていないか
- 型崩れ・・・端末によってサイトの構成が崩れていないか
端末でしたら、「パソコン」「タブレット」「スマートフォン」で確認。
特に最近はスマホユーザーがかなり多く、媒体によっては9割以上がスマホユーザーというケースも珍しくありません。
実際に僕が運営しているサイトの1つはスマホユーザーが95%ですので、スマートフォンでの確認は必須です。
そしてブラウザでしたら「IE(Internet Explorer)」「Google Chrome」「Firefox」「Safari」などの主要ブラウザを確認します。
ちなみに型崩れに関しては、端末に合わせて画面サイズが調整されるRWD(レスポンシブ・ウェブ・デザイン)を採用する必要があります。
ワードプレスであれば、RWDが採用されているテーマ(テンプレート)を選ぶことをおすすめします。
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